2009年3月19日木曜日

柱の加工

柱の加工をしています。これはホゾ取りといって、土台や横架材などの横になる材に差し込む部分です。

手前のホゾの真ん中に、四角い穴が開いているのが分かるでしょうか?土台と柱の上に乗る横架材にも同じ位置に四角い穴をあけておいて、ケヤキで作った込み栓を建前のときに打ち込みます。建築基準法でもその強度が認められていますが、最近はほとんどが金物で済まされています。陰陽五行の法則でも、金生水といって金物のところには水が生じる訳で、金属は錆びやすくなります。また、金克木といい、金物と木は本来相性が良くありません。

最近のプレカットは、短ホゾと言って、4寸(約12センチ)の土台であっても、3寸(約9センチ)のホゾだったりします。

100年・200年の住宅を云々するのであれば、土台がへたっても、柱が下がらないように、通しホゾで芯持ちの柱を使うべきだと思うのです。

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