2009年3月27日金曜日

出番を待つ建材達














檜の通し柱と鴨居材・カウンター材




 


地松の太鼓梁と階段の親板








4寸角、6寸角の通し柱は、6mと5mを用意しています。
正味4寸が、風の森の標準仕様ですが、角柱だけ6寸角を使用する事もあります。
リクエストがあれば、すべて6寸の柱でも対応できます。
6寸の柱を使うと、真壁でも壁の厚みが取れます。

その土地その土地に生えている松を「地松」と言いますが、松食い虫の影響とか、酸性雨の影響など、各地で松の林が消えて行っています。
標高の高い地方は、まだ健在ですが、この先どうなって行くか心配です。

太鼓梁は、側面だけ製材機で平行に落とします。
上面と下面は、皮を剥いて乾燥させ、刻みの後「ちょうな」で仕上げます。

風の森の階段は、松で作るのが標準仕様です。
たまに檜で作る事もありますが、松に比べて固い感じに仕上がります。
ヤニを含んだ、なんとも飴色をした松の踏み板は、使い込むほどに味わいが出てきて、その家の歴史を記憶しているように感じられます。

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