2009年3月29日日曜日

どちペインクリニック
















友人が入院した、終末期医療(緩和ケア)を行っている、「どちペインクリニック」に行ってきました。

この施設は、「玉穂ふれあい診療所」という名称で、国の基準が20床以上が病院で、19床以下は、診療所という規定があるらしい。
県に申請したところ、地域医療計画で、入院ベッドが大幅に過剰であるため、新病院建設は認められないということだったそうです。
しかし、山梨県には1床も緩和ケア病棟は無かったという。
、、、、、、?

友人は、何度かの悪性腫瘍の切除を経た後、ゲルソン療法という食事療法にたどり着きました。
動物性食品をとらず、野菜ジュースなどで、がん細胞を退縮させるという物です。
その後担当の医師も再発が無いので、首を傾げていたそうです。
それから何年かして、リンパなどに転移していることがわかり、とうとう入浴の際に自分の体が洗えなくなり、緩和ケアへの入院を覚悟したということでした。

今日もほかの病室でどなたかが亡くなったのか、廊下でご家族が泣いておられました。
入院してから何人も顔ぶれが代わり、もう古株になってきたそうです。
自分のお別れの会まで段取りしてきた、という友人は、人生で一番幸せな気がすると言っていました。そんな心持ちになれたことが本当の幸せなのでしょうね。

それにしても充実した設備で、温泉も付いており、スタッフやボランティアの方が皆親切で、自分も最後を迎えるなら、自宅かこんなところが良いなと思いました。

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