昨年建替えに付き、木工事と屋根工事を分離発注で引き受けた北杜市のお宅です。
基礎はそのまま活かしたいというご希望で、確認申請に難儀しましたが、お施主様が一級建築士の資格を持っていらしたので、なんとか工事にたどり着いた現場です。
4間半×7間という大きさに加え、反対側に三角に出たキッチンと洗面があります。
外観から見えている構造材は5寸角の柱と5寸幅の桁です。
4寸柱は、外観上大壁となって隠れています。
今回は、外観も内観も漆喰仕上という計画でしたので、4寸と5寸の差の1寸と言う幅に、漆喰壁と土台から屋根裏までの通気層を設けました。
冬はホンマ製作所の鋼鈑製ストーブ一つで、全館暖かかったそうです。
夏は、「窓を開けては昼寝も出来ない」ほど涼しかったということで、ご満足いただけた様子でした。
室内は、4寸の柱もすべて真壁で見えています。
幅木は、同じ北杜市のハンノキを製材乾燥しておいたものを使用しました。
一階床はひのきの無垢板。二階は40ミリの杉板が踏み天井になっています。
奥に見えている所がキッチンです。
ダイニングテーブルは、タモの無垢板をお施主様に用意していただいて、風の森で仕上げました。
右側がINAXのユニットバス、正面が洗面台です。
手前には収納もあり、変形のスペースですが使い勝手は良いようです。
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