斉藤賢爾=著、挿絵=山村浩二、『不思議の国のNEO──未来を変えたお金の話』の出版記念を兼ねた、東京講演会が開かれました。
バックミンスター・フラーは「既存の現実と闘うことではけっして物事を変えられない。何かを変えるためには既存のモデルを時代遅れにする新しいモデルを打ち立てよ」と言った。という案内の文を読んで、行ってみたくなりました。
斉藤さんが慶応大学で教鞭を取っておられる関係で、慶応大学というところに初めて行ってきました。
ゲゼル研究会というのは、地域通貨の生みの親と言っても良いような、シルビオ・ゲゼルにちなんで付けられた研究会です。
発起人の森野さんとは、10年来お付き合いさせていただいていますが、ますます話に熱がこもってくるところが凄いです。
斉藤さんは、コンピューターサイエンスがご専門で、教室ではコンピューターのプログラムやCPUを作ってみたりするそうです。
人類の歴史では、農耕革命から産業革命と変化し、近い将来「デジタルエネルギー化革命」という転換が起こると語っていました。
そのときには、新しい地球規模オペレーティングシステムが必要とも言っていました。
http://www.ipa.go.jp/about/jigyoseika/07fy-pro/mito/2007-0839a.pdf
参照してください。
斉藤さんの話を受けて、森野さんがまたまた面白いお話しをしてくださいました。
「デジタルエネルギー化革命」は高度なネットワーク社会で、日本語で平たく言えば「網状平面の中に自分を置く事」だといいます。
P2P(多極主義・多中心主義)とは自立分散型社会であり、「無極・太極の世界」であるそうです。
森野語録的に言えば、次なる社会は「爆発暴露型社会」という事ですが、これを目撃する瞬間を迎える事が出来るでしょうか。
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