2009年4月29日水曜日

着々と基礎工事


根切り工事の後の、割りグリ地業です。
今回は、体力勝負の作業でもあり、若いお嬢さんが特別参加でした。

昔は玉石という比較的丸い石を縦に並べて、上からたたき、地耐力を得るようにしました。
今回はコスト重視で、砂利屋さんが岩山を削り出したそのままの、ふるいにかけない状態の原石という物を用いました。
100−0という言い方もするようです。
100ミリから0ミリの砂利という意味ですが、この0が有効なのです。
つまり砂粒も混じっていて、押し固めた時の座りが良いので、後でぐらついたりしません。

この後は鉄筋工事になりますが、材料の調達や本業の都合で、連休過ぎの再開になる予定です。
乞う、ご期待!

仮設足場完了


5月の連休から、ハーフセルフビルドがスタートします。
それに間に合わせるべく、明日建て前で、引き続き屋根工事になります。

Mさんは、本格的な大工工事を前に、新しいノミを仕込んでいるようです。
ノミやカンナは、買ってからすぐには使えないので、刃物の裏出しという作業をしてから、研ぎに掛かります。
どんな高価な刃物でも、研ぎ次第でその真価を発揮できるか駄物になってしまうかが分かれます。

様々な道具と自分の手間代を計算すると、すべて請負でお任せしてしまった方が良いように思われるかもしれませんが、道具類は一生使う物ですし、セルフビルドで得た体験は、他の何物にも代え難い貴重な宝物です。

自分の住むところを、家族のための住まいを、自ら手作りする事の意味はとても大きいのではないでしょうか。
日本中が都市文明のようになった現在、命を危険にさらすような事をしなくても、眠っていた野生が目を覚ますような感覚を味わえると思います。

みなさんもいかがですか?


2009年4月27日月曜日

水が出ました!


先週から始まった、井戸のボーリング工事。
これは、コンプレッサーで圧縮空気を送り込んで、埋め込んだパイプの中を洗浄しているところです。
毎分100リットルは出るでしょう、という事です。
それにしても冷たい水だと業者も驚いていました。

八ヶ岳は、昨日今日と雪が降ったようで、真冬のような神々しい姿を見せていました。



始めての基礎工事も、根切り作業が終了し、この後は砕石地業と言って、砂利を敷き詰め、美輪明宏よろしく「エーンヤコラッ!!」をやるのです。
確実に一歩一歩前進しています。


2009年4月26日日曜日

突然の春の雪


朝方、気温が7度近くあったのですが、雷とともに冷気が流れ込んできたのか、1度近くまで下がりました。
まさかと思う、春の雪が降り出し、一瞬にしてうっすらと雪化粧です。
北海道には積雪の予報がありましたが、ここ原村でも雪になりました。
日中も寒い風が吹き、一日中不安定なお天気でした。


開きかけた道ばたの「日本桜草」。
自然な姿で群生している場所がちらほら。
ニリンソウも咲いていましたが、この寒さにびっくりしていることでしょう。

2009年4月25日土曜日

雨にも負けず!

毎月第四土曜日に、原村役場の駐車場で行われている、資源物の回収です。
昨年度に引き続いて、わがNPO法人八ヶ岳ヒューマンエナジーが随意契約で受託を受けました。
紙類4分別、プラスチック類5分別、乾電池、蛍光灯、牛乳パック、瓶類3分別、古着、そして大事な食用廃油を資源として回収しています。
今回からNPO独自に、これまで燃やすゴミになっていたアルミコーティングされたお酒やジュースの紙パックも回収する事になりました。

冷たい雨の中、早番の人は朝7時から集まり、スタッフの誰一人として嫌な顔もせず、一生懸命回収作業に精を出す姿に、思わず感動!!
資源物を持って来られる方も、口々に「雨の中、ご苦労様」と。
燃えるゴミとして出してしまえば簡単なのに、かさばる資源物を選り分けて、雨の中でも持ってきてくださる意識の高さに、こちらこそありがとう、です。

2009年4月24日金曜日

基礎の根切り

基礎の土工事が始まりました。
ここは標高1300m近くあり、凍結深度(冬場に地面が凍結する深さ)が1mと言われている地帯です。
ここ10年ほど、マイナス20度になる事は無くなりましたが、異常気象はどちらにも変動する可能性があるので、公称の深度まで掘り下げて基礎を固める事にしました。
幸い大きな石などは出て来なかったので、比較的やりやすい土地ではありますが、それでも土工事は大変な作業です。
原村は少し掘ると水の湧いてくるところが多く、今回のような尾根筋のところはまれな条件です。
いずれにしても、文字通り悪戦苦闘。
果敢に挑むお施主様に敬意を表します。


2009年4月22日水曜日

屋根下地も完了



建て前の後、3日ほどで屋根下地が出来ました。
屋根はガルバリウム鋼鈑で仕上げられます。

今は、本筋違いが取付けられて、窓台や間柱などの壁下地材を付けています。
この後サッシが入れば、外壁張りになります。

井戸のボーリング

井戸掘りの許可も出て、業者が機材を搬入しました。
手前が発電機で、左側の機械でぐるぐると回転させながら150ミリのパイプを埋め込んで行きます。

また工事途中の様子など報告します。

2009年4月20日月曜日

いよいよ基礎工事

杉板と杭で、どこに家を建てるかという位置出しをしました。

それぞれが直角に、水平にならなくてはいけないので、とても大事な作業です。

この後、根切りと言って、必要な場所の土を掘り出し、砂利で突き固める作業になります。

今月中にそこまでが目標ですが、セルフビルドに付きもののアクシデントが起きませんように!


タロット

今日の夕方、タロットリーダーをしているエリカさんがやってきました。
前にも見ていただいた事がありますが、誕生日のプレゼントと言う事で、「訊ねたい事は?」と聞かれ、ムニュムニュムニュと心の中で唱えました。
上の3枚が、過去から現在までの経過を現しているとか、真ん中のカードがこれからを意味していて、下の3枚が未来の成り行きを表現しているらしい。
とても綺麗なカードで、昔あった妙な絵柄でないのがとても良いです。


カードの意味は内緒という事で、いずれにせよ誕生日のお祝いに相応しい、勇気づけられる内容でした。
エリカさんについて知りたい方は、お問い合わせください。


2009年4月19日日曜日

健身気功協会総会に行ってきました。


NPO法人健身気功協会の5年目の総会があり、大正7年に建てられたという大阪市中央公会堂に行ってきました。
大正ロマンというのでしょうか、当時の雰囲気を残しています。


NPO法人健身気功協会は、帯津三敬病院の帯津先生を会長に、津村喬さんが理事長をされて、中国国家体育総局・中国健身気功協会と協力して、4大功法と言われる「八段錦、六字訣、易筋経、五禽戯」の世界標準を広めたり、様々な功法などを研究しています。
有限会社風の森では、心と身体の養生を目的に、気功の教室や、レイキセミナー、イメージワークなどを「Leela」部門として行っています。
そして、養生された「心と身体」を守るためのシェルターとして、自然素材の家づくりを手がけています。
どちらが主体という事ではなく、不可分な要素として考えています。



総会の後の二日間で、項先生の易筋経の詳しい指導がありました。
功法の動きの中で、陰陽のバランスによる気脈の働きと内蔵系への働きかけのつながりなどを指導していただきました。



2009年4月17日金曜日

誕生日

おかげさまで今年も誕生日を迎えることができました。

写真は、原村に越してきたご夫妻からいただきました。

最近よく「いくつになったのか?」と聞かれる事が続きました。特に年齢不詳ということは無いと思うのですが、頭が真っ白なのが余計に年を分かりにくくしているのでしょうか。

去年、あるイベントのために髪を染めたところ、あまりにも真っ黒くなり、みんなに大笑いされた事がありました。自分でも鏡を見て笑ったくらいですから、当然の事ですね。

顔のしわと同様、髪も白いのが自分らしさになっているのでしょう。

毎日朝起きて、健康に暮らせる事が当たり前のようになっていますが、一日一日がどれほど貴重であり、奇跡的なのかを年を重ねるほどに分かるようになってきたように思います。

友人などから「おめでとう」と言われるだけで、存在を認められているようで、若い時とは違ったうれしさがあります。


2009年4月15日水曜日

無事上棟 !


昨日の雨も上がり、安心して上棟の日を迎えられました。
建坪が、4間×6間の24坪で、5mの通し柱を使った二階建てです。
柱数が少ない割りに、二階がワンルームになっているので、全体の材積(材木の体積)は多くなっています。
その分、上棟までに結構な時間を要しました。

立ち会われたお施主様には、お昼も用意していただき、清めの儀式も6時近くなってしまい、肌寒い中をお待たせして申し訳なかったです。

建物が、ご家族の心と身体をお守りする外殻として機能するように、精進して行きたいと思っています。



三方差しの通し柱の部分です。
4間方向の真ん中にも通し柱があって、手前左側から来ている「中通し」と呼んでいる大梁と、南北から来ている桁が段違いで交差しています。
もう一つ上の四角い穴には、二階台と呼んでいる、二階の床を付けるための4寸角が入ります。
それぞれが、込み栓と言う、ケヤキで作った6分(18ミリ)の木栓を叩き込んで、抜け防止をします。通常の工法では金物(ボルトなど)で引き寄せて留め付けます。



外側から見た様子です。
4本の込み栓が収まり、相当の破壊力でないと引き抜きが出来ません。
余分に出た込み栓は、手ノコで挽き落します。


2009年4月14日火曜日

建て前へ向けて準備万端!


基礎工事の後、土台伏せも終わり、明日の上棟を待つばかりです。

土台はもちろん、赤身の芯持ち材(年輪が真ん中にある材木)。
赤身というのは、お刺身ではなくて、材木が中心から外側に太って行く過程で、何年も経過して、丈夫になっている部分の事です。
シラタと言われる辺材の部分は、まだ繊維質が柔らかく、虫もつきやすい欠点があります。
樹種は、檜又は唐松を希望に応じて使っています。
青森ヒバを使いたいという向きもあるようですが、出来る事なら近くの木で家を建てることが一番環境負荷も少なく、身土不二という考え方にも適っていると思います。

今回の土台は、その土地に生えていた唐松を使います。
屋根を支える垂木という部材も、この土地に息づいていたものです。
リビングにある二カ所の大きな掃出し窓の上の力梁も、この土地の栗の木です。

木は、用材として使用されると、生きていた年数以上に活かされます。
塗料などがついていなければ、最後は薪として私たちを暖めてくれます。
本当にありがたい事だと思います。




仮設足場の全景です。
通常の木造建築だと、軒の出が3尺(約90センチ)なので、足場も3尺あれば事足ります。
最近は、軒の出が、2尺(約60センチ)とか、場合よっては10センチあるか無いかの建物も見かけます。

風の森では、高温多湿で雨も多く、まして何度かの台風に見舞われる日本の風土を考えて、軒の出は、4尺5寸から5尺を標準としています。
ケラバ(屋根の三角になっている方)側は、平屋であったり、周りの状況で軒の出が小さくなってしまっても、5尺出すようにしています。
従って、仮設足場も6尺(約180センチ)の大きなサイズになってしまいます。
当然コストにも影響しますし、屋根面積が建坪の2倍ほどになり、屋根工事全体の予算が大きくなってきます。

さらに、出し桁と言って、壁面のラインよりも外側に構造材を出す事で、もっと大きな軒を造る事もできます。

坪単価◯◯万円と一概に言われますが、単純に比較できないのが実情です。




2009年4月13日月曜日

ジャムラウンジ


いろんな用事が重なって、5月の連休で店を閉めてしまうという、栃木県の益子にある、ジャムラウンジというオーガニックフードを食べさせてくれる店に行ってきました。

やはりここの食事には感動がある。15年くらい前までは、宇都宮に店があって、よくお邪魔していました。

ゴールデンウイークの後は、ご主人のインドネシア人と、お嬢さんが小学校に入るのを契機に、バリ島でコッテージをするそうです。

2007年に出た『$100で泊まれる夢のアジアンリゾート』という本の表紙も飾っていました。この「Desa Biasa」というところは、一泊5000円ほどだそうです。

あちらの木組みの家を移築したらしく、とっても雰囲気のあるリゾートのようです。

これから本格的に営業するにあたって、オーガニックフードも提供する予定だそうです。どこかで時間を作って行ってみたい!!

ウブドにも3〜40分で行けるそうですよ。行きたい人には、こっそり連絡先を教えます。

先ほどの文芸春秋の「$100で、、、」には、連絡先が間違って載っているそうです。


2009年4月10日金曜日

友人が逝きました。

今日は写真も無く、お知らせだけです。

先頃、「どちペインクリニック」というところのお話をしましたが、入院していた友人が、今日逝かれたそうです。

夕べ、8時半過ぎにお電話をいただき、「何を話すつもりか、分からなくなってしまった」と言っていましたが、お別れのつもりだったのでしょうか。
まさか翌日に亡くなるとは考えもせず、いつでもお電話くださいと言って、電話を切ってしまいました。

まだ58歳だったかな、今時にしては早すぎます。
身の回りはすべて片付け、自営でやっていた仕事もお客様がいたので閉じる訳に行かず、すべての業務を知人に引き継ぎ、何もかもきれいにして逝かれました。

「立つ鳥 跡を濁さず」とは言いますが、これほど潔く旅立たれた話は、聞いた事がありません。

まだやりたい事もあったろうし、子供の事も気になったであろうし、、、、

すごい手本を見せられて、自分も覚悟をしながら生きて行く歳になったという事でしょうか。

2009年4月9日木曜日

アズマイチゲ


私が原村で、「春が来た!」と思うのは、この白いアズマイチゲの可憐な花が咲いてからです。

小さな小さな球根で、毎年同じところに顔を出します。
晴れた日にだけ花を開き、夕方や曇りの日には、花は閉じています。

毎年ニリンソウやニホンサクラソウが花開くと、今年もありがとう、という気持ちになります。
不思議です。


アクシデント


S邸開拓史の第二弾、仮設道路の工事が始まり、先日に続いて二台目のダンプが到着したのですが、幅寄せをしようとしたところ、緩んでいる路肩にハマってしまいました。
荷を積んだ三台目のダンプで引き出そうと試みましたが、ますます溝に落ちて行くばかりです。
持って来た砂利を側溝に埋めてみましたが、締まっていないため、かき分けて行くだけでした。
とうとう大型の重機を依頼して、後ろから引出し、脱出に成功です。

お金を出して業者に依頼すれば、出来上がったところしか目にする事はありませんが、伐採に始まり、抜根作業、これがまたちょっとやそっとでは抜けてこないのです。
今やっている取付け道路が出来上がれば、すぐにボーリング業者が井戸掘りを始めます。
さすがにこれは、業者に依頼しています。

風の森の棟梁は、自宅の井戸をツルハシとスコップを使い手掘りで22mも掘りました。
この人には、ツワモノと言う称号を送りたいと思っています。

さてさて井戸が出来るのと併行して、基礎工事が始まります。
その辺の行程などは、追って報告致します。


2009年4月8日水曜日

シンプルライフ住宅


後少しで完成のF邸です。
徹底してコスト重視でプランを相談しました。
極力仕切り壁をなくして、間取りも考えられています。
木製建具も、玄関引戸と風除室の引き違い、トイレのドアと洗面脱衣室と合わせて5本だけです。
風の森では、全ての木製建具を、一本一本手仕事で作っています。
最近の住宅は、建材メーカーで出している既製品を使う事が多くなっています。
メーカー品は寸分の狂いも無く、見た目もプリント合板ではありますが、綺麗で軽く出来ています。しかし、取付けた時が最高で、使って行くうちに下地が見えてきたり、劣化して行きます。
その点、手仕事の作品は、使い込むうちに味わいが出てくるという物です。
昔は、それが当たり前だったのですが、いつの間にか、、、、


シンプルライフを求めて、二階はワンルームとなりました。
壁面は耐火ボード仕上で引渡し、お施主様自ら漆喰を塗る行程が始まっています。
今のところ、日本プラスターの「うまくヌレール」を使用する予定だそうです。
このあと手摺と階段が付いて、請け負い部分が終了します。

2009年4月6日月曜日

基礎工事終盤


基礎の立ち上がり部分が見えてきました。
今は、玄関やペチカなどの床面下地とお風呂の下地にコンクリートを流し込む段取りをしています。
手前に見える丸い柱は、和室から外に出られるように、濡れ縁を設ける基礎になるところです。
右角奥には、2間×5間=10坪のテラスができる基礎も仕上がっています。



お風呂場の配水管や、給湯給水管を設置しているところです。
ダイヤモンドコアドリルを吸盤で基礎部分に取り付け、水を流しながらコンクリートに穴をあけています。
浴槽部分と洗い場を一体でコンクリートを流し込むため、慎重に位置出しをします。

この後、外周に土を埋め戻し、砕石を敷いて雨水からの泥はねを防止します。

2009年4月4日土曜日

諏訪湖一周ウォークの旅


原村で99年から始まった、地域通貨「YU」(手帳だけで物やサービスのやり取りをするグループ)の有志10名によって、諏訪湖一周の旅に行ってきました。

目的の一つである、「美和食堂」という昔の大衆食堂が生き延びたようなところで昼食をとり、寄り道した分を含めて、合計18Kmの楽しい旅のつもりが、、、、

歩き慣れた方には、どうという事も無い距離のようでしたが、私を含め、ほとんど毎日車で移動している者にとっては、過酷な修行のようでした。

9時40分に出発して、昼食に1時間20分、また歩き出して出発点の諏訪湖の足湯に到着したのが、15時30分。ざっと4時間30分の行程でしたが、正に足は棒。

日頃の運動不足を痛感する4月4日でした。



2009年4月3日金曜日

仮設道路工事
















セルフビルドのための、仮設道路工事が始まりました。
慣れないバックホーの運転で、時には無限軌道のキャタピラ(戦車みたいにぐるぐる回るところ)が外れたり、その修復に一時間以上掛かってしまったりと、いばらの道を進むのでした。

今日やっと砂利道の村道の凍結も融けてきて、大型ダンプの通行に支障が無いようなので、原石と言われる、小砂利や砂などをふるっていない、岩山を削り取ったままの砂利を運んでもらいました。

次の基礎工事などのために、これから敷地の奥に向かって30〜40mは道路を作らなければなりません。

開拓という響きが似合う地味な仕事を、気が遠く感じられるほど続けなければなりません。
拍手です

巣立て工事
















読者の方から、「巣立て工事とは何ですか?」という質問がありました。

いわゆるハーフセルフビルドの事で、大工さんが土台から始まり、柱・梁・桁などの構造材を組み上げる事と、屋根下地を組み、屋根仕上までの工事を済ませて引き渡す事です。
小鳥が巣から飛び立てるようになるところまで、ということで、巣立て工事と呼ぶようです。

細かい内容に付いては、予算やどこから自分でやりたいかによって変わってきます。

風の森の標準仕様は、正味4寸檜柱で、角梁・桁などの横架材は杉、丸太梁は赤松です。
屋根は、杉の化粧野地を「野地現し」といって、写真に斜めに並んでいる垂木がそのまま見え、その上に天井材を兼ねた、杉の化粧板が張られます。
二重屋根構造で、化粧野地の上に断熱材を入れ、さらに杉の粗板を通常の野地板として取付けます。
一般の工法では、野地合板という屋根用の合板を使うのがほとんどです。
工期短縮とコスト削減のためですが、平面剛性は強いかもしれません。

筋違いは、建前のときに仮留めする、仮筋違いではなく、本筋違いまで取付けます。そうする事によって工期が延びても安心です。
また、床下地の大引も取付けます。
これは、柱が来る部分にまわされる土台が付かないところの床の下地になります。
その上に転がし根太と言って、掘り込みせずに根太を上に載せて釘留めし、断熱材を仕込めば、床張りが出来ます。

今までも、年に2〜3棟の巣立て工事をしてきましたが、今年も、二つのハーフセルフビルドがあるので、これからの取材をお楽しみに!!

2009年4月2日木曜日

立ち上がりの打設終了














今日、午後のコンクリート打設の予定が、急遽生コンの会社が午前中に出荷できるという事で、午前中に打設が行われました。
打設風景を写真に収めようと思いましたが、残念です。

この後、水が引くのを待って、天端のレベル調整です。
ここの仕上がりが、職人の腕の見せ所です。


またまた春の雪


4月に入ったのに、またまた春の雪です。少し湿った、淡雪です。

私が体験したのでは、5月3日に積もった事がありました。

冬に雪が少ない時は、春遅くに雪が降るような気がしますが、経験の浅い若輩ですので、早計かもしれません。

山には雪が残っているので、田植えには支障がないようですが、田舎暮らしをしていると、私たちの暮らしが自然に密接している事を実感します。


2009年4月1日水曜日

横架材の墨付け



この春から始まるもう一つのセルフビルド。
巣立て工事以降なので、ハーフセルフビルドというのでしょうか。

家族全員引越して来て、新たな仕事にもチャレンジして行くという事なので、風の森としても全面的にバックアップして行く予定です。

本日開発許可も下りて、いつでも基礎に入れるようになりました。
併行して、今日から横架材の墨付けが始まりました。
これは、棟梁の仕事です。

材を良く吟味して、どれをどこに使うかを判断し、それぞれの癖を読んで、裏表どちらに使うかを決めて行きます。

職人は誰でも棟梁に成れる機会を増やしています。
現場ごとにお客様から指名が来るようになると凄いですね。