2010年2月20日土曜日

公民館ジュニア教室

原村公民館のジュニア教室に、NPO法人八ヶ岳ヒューマンエナジーが講師として「天ぷら油でろうそくづくり」と「ソーラークッカー」のデモをしてきました。


暖めた天ぷら油に、粉にしたクレヨンを入れて色を付けています。
次に植物油凝固剤を入れて、固めていきます。
ある程度温度が下がったところで、香りのエッセンスなどを入れたりしました。




固まる前に、それぞれのガラスの器に小分けして行きます。
これは、少し固まったところに、違う色のものを重ねていますね。


針金とクリップで、ろうそくの芯を固まるまで支えています。


今日は、3台のソーラークッカーでポップコーンを作りました。
ポップコーン用のトウモロコシも昨年の春、ひまわり畑の脇に植えたものです。
だいたい5分から10分くらいで出来上がります。
お水を入れたやかんは、15分くらいでわき上がります。
ご飯も40分くらいで炊きあがります。
電気もガスも要らない、お日様の力は凄いですね。




ぱちぱちはじける様子が分かるでしょうか。


2010年2月18日木曜日

店舗改装


店舗改装のはじまりはじまり。
と言っても、顔である玄関の改修です。
お客様から「お店なのか住宅なのか分かりにく」と言われていたそうです。
寒冷地でありながら、玄関に風除室が無かったので、その増築も兼ねて改修する事になりました。
どこまでご要望に応えられるか、乞うご期待!  です。


大径木

樹齢55年から60年の唐松です。
チルホールという機械と滑車を使って、安全に伐採をしています。
それでも大径木になると命がけという感じがします。
自分が生まれる前から生きているいのちをいただくわけです。
出来る限り建築用材として活かして行きたいと願っています。



それでも部分部分に傷みがあったりします。
これは、うろという空洞が出来る前の段階ですね。
根元部分を除いて、しっかりしたところから用材にして行きます。

別荘の支障木を切ったものなどは、釘がささったまま成長していたり、ビニールロープを巻き込んだまま太くなったりするものがあります。
自然を楽しむにも心配りが欲しいですね。



伐採のあと、大きく空間が広がりました。
建築の後、記念樹などで樹木の更新をして行くと良いですね。



建具の交換 2.16

六本木での改修工事が進む中で、建具も取り替えたいという話になりました。
これまでフラッシュといって、一般的な合板で作られた戸を、無垢板で作り替える事になりました。
納品が終わって帰る頃、東京の夜は雪になっていました。

2010年2月15日月曜日

新月伐採


先週の雨氷が、標高1000m以上のところでは未だに融けません。
枝先がすべて氷飴のようです。


建築予定地の伐採が始まりました。
昨日が新月でしたが、まだ間に合うだろうと今日から伐採です。
慎重に慎重にねらいを定めて、受け口を作り、弦という倒れる方向を左右するところを残しながら追い口を切って行きます。


雪をかぶった樹木は、壮観な様子で倒れて行きます。


素性の良いところを、建築材にするために造材して行きます。
搬出して製材に掛けます。


突然の出来事に、森の木霊達がびっくりしたのでしょうか?
無数に写っています。
クリックして拡大してみてください。
雪にフラッシュが当たったのではありません。


2010年2月13日土曜日

東京の中心で鎚音が叫ぶ

昨年ご縁をいただきました、六本木にあるお寺の奥様からの依頼で、改修工事に出かけました。
無垢材と漆喰、ケミカルは使わないで欲しいということで、風の森のポリシーとぴったりでした。
応接用の洋間の改修と、屋根裏部屋の増築です。

屋根裏の増築部分の下地工事と断熱工事です。
どこを写しても、びっくりするほどの「たまゆら」が現れます。


床・棚はひのきで、壁と天井は杉板で仕上げました。
シンプルに仕上げて欲しいというリクエストに応えきれたでしょうか。



洋間の改修工事です。
無垢材で節無しのひのきの床板に、壁は漆喰仕上です。
本物の木の香りで、心地よさを実感していただきました。



この洋間にもたくさんの「たまゆら」が。



白壁でも「たまゆら」が見えますね。


鉄骨で大屋根構造を作り、中に木造で造作をしつらえてある作りでした。
屋根裏を開けてみて、断熱材が使用されていなかったので、急遽断熱工事も始まりました。




屋根裏は、びっくりするような「たまゆら」の数です。


明るさも大きさもまちまちのたまゆら。
人と同じように、個性があるんですね。



今までで、こんなに写り込んだ事は無かったです。
六本木という土地柄で、自然霊の行き場が少なくなり、お寺などに集まって来ているのかもしれませんね。
お施主様は、ビルが建ち並び、どんどん土が見えなくなるのを嘆いていらっしゃいました。
今度は、無垢材と一緒に「木霊」(こだま)も連れて行ったので、頑張って欲しいと思います。



天井に10センチのお布団を敷いてきました。
心地よくなると良いです。


異常な気象


昨日朝、目覚めてみるとそこは別世界!
    「ここはナルニア?」

凍てついた木々に雪がまとわりついたような、不思議な光景でした。



一日中気温が上がらず、最高気温マイナス3度。
みぞれが凍り付いた木の枝に空気中の水分が張り付き、いばらのような姿に変化してしまいました。
   魔女のいたずらでしょうか!!


世界中が極寒であったり、異常温暖であったり、いつもとは違う自然界に接しています。
中国の雲南省では、旱魃になっていてほとんど収穫が望めないそうです。

今年の農作物はどうなってしまうのでしょうか?