昨年ご縁をいただきました、六本木にあるお寺の奥様からの依頼で、改修工事に出かけました。
無垢材と漆喰、ケミカルは使わないで欲しいということで、風の森のポリシーとぴったりでした。
応接用の洋間の改修と、屋根裏部屋の増築です。
屋根裏の増築部分の下地工事と断熱工事です。
どこを写しても、びっくりするほどの「たまゆら」が現れます。
床・棚はひのきで、壁と天井は杉板で仕上げました。
シンプルに仕上げて欲しいというリクエストに応えきれたでしょうか。
洋間の改修工事です。
無垢材で節無しのひのきの床板に、壁は漆喰仕上です。
本物の木の香りで、心地よさを実感していただきました。
この洋間にもたくさんの「たまゆら」が。
白壁でも「たまゆら」が見えますね。
鉄骨で大屋根構造を作り、中に木造で造作をしつらえてある作りでした。
屋根裏を開けてみて、断熱材が使用されていなかったので、急遽断熱工事も始まりました。
屋根裏は、びっくりするような「たまゆら」の数です。
明るさも大きさもまちまちのたまゆら。
人と同じように、個性があるんですね。
今までで、こんなに写り込んだ事は無かったです。
六本木という土地柄で、自然霊の行き場が少なくなり、お寺などに集まって来ているのかもしれませんね。
お施主様は、ビルが建ち並び、どんどん土が見えなくなるのを嘆いていらっしゃいました。
今度は、無垢材と一緒に「木霊」(こだま)も連れて行ったので、頑張って欲しいと思います。
天井に10センチのお布団を敷いてきました。
心地よくなると良いです。