2009年7月2日木曜日

造作工事中


ここは二階の24帖の広間です。
創作の間として隣の部屋とも仕切りを設けずに使いたいという事です。

現在断熱材を入れて杉の本実5分板を張っているところです。
断熱材は、パーフェクトバリアという名称の、ペットボトルから作られたリサイクル商品です。
石油製品ではありますが、日本で回収された資源を使って作られているところが気にいっています。
暖かさは、通常使われているグラスウールより遥かに暖かいです。
何といっても寒冷地ですから、暖かく過ごせる事に重点を置いています。

左側に見えている積み上がったレンガは、ペチカの煙突です。
おおよそ2000個のレンガを使っています。
この蓄熱量が堪らなくありがたいのです。


一階和室の天井です。
杉板の葉重ね張りになります。
横に並んでいる杉の竿も目が詰まっていて、美しかったです。

今日は床の間の工事中でしたが、床板も杉の大好きなお施主様に合わせて、杉の厚板です。
残念ながらカバーが掛けてあってお見せすることができません。



玄関脇の下駄箱を作っているところです。
この天板も杉の根元に近い厚板です。
木の生長に伴って応力が加わり、微妙な揺れを見せている年輪が何ともいえないですね。

この天板と和室の床板、それに天井竿が同じ杉の木から製材されたものです。
富士の「ふもと」という村から切り出された木は、どれも素直で美しいものが多いです。
標高や気温などが原村と似ていて、湿度はかなり高めになりますが、木の生育には良い環境なのでしょう。

資金を確保して、もっとストックを置きたいところです。


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