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2010年8月24日火曜日

ありがたいお便り

ご無沙汰致しております。

まぁホントに色々と用事があるもので、ブログの更新をおろそかにしてしまいました。
今日は嬉しいお便りを頂戴し、思わず皆様にお知らせしたくなりました。



これからも不定期な更新になると思いますが、よろしくお願い致します。



2010年5月11日火曜日

うれしいお便り



昨年竣工しましたS様邸に新築祝いにお届けした郵便受けです。
この春、玄関脇に設置されたそうです。 が、




このほど行ってみて、郵便物はとふたを開けてみましたら、ご覧のようにヤマガラが巣を作っていたそうです。



五つ子ちゃんですね。

小鳥達も自然素材の家を気に入ってくれたと、ご報告がありました。

卵や雛達をねらっているものもいるので、無事に育ってほしいです。


2009年9月2日水曜日

左官屋さん


外壁の二階部分は、漆喰仕上です。




コンクリートも漆喰も、最後の押さえが肝心です。
昔から腕相撲は、左官屋さんにはかなわない、という位、皆さんとっても力持ちです。
とはいっても、ほとんどの職人がとうに60を過ぎ、これからの業界はどうなっていくのでしょう。



左側に丸く見えるのが、換気扇の穴です。
他のところは、深形フードを取付けていますが、棟の換気扇には、このように縦格子で仕上げることが多いです。
ちなみにこれは、当社の女性職人の仕事です。

いろんな職人さん

最近ブログの更新が少なくて恐縮です。
今日は、完成間近のS邸の様子を報告します。

いつもお願いしている畳屋のAさんです。
最近は、スタイロ畳とかカネライト畳と言って、わらを使った床ではない、断熱材を芯にした畳が増えています。
それに畳表すらい草ではなく、化学繊維でできたものすら登場しています。

今回も本床と言って、昔ながらのわらを束ねて糸で締めてある床を使っています。
表は、無農薬と言っていますが、最低限の薬剤を使った減農薬で栽培された国産い草を使いました。

暮らしが洋風化してきたせいか、新築の家でも和室が少なくなりました。
畳の部屋があると、大の字になって昼寝をしたくなりますね。


建具屋のTさんです。 今日も親子で建具を入れにきてくれました。
父親譲りか、腕の良い豊さんです。将来が楽しみですね。


障子もふすまも納まった、6帖の和室です。
不思議なことに、この部屋を写すとオーブ(白く丸い玉)が現れます。



2009年7月2日木曜日

造作工事中


ここは二階の24帖の広間です。
創作の間として隣の部屋とも仕切りを設けずに使いたいという事です。

現在断熱材を入れて杉の本実5分板を張っているところです。
断熱材は、パーフェクトバリアという名称の、ペットボトルから作られたリサイクル商品です。
石油製品ではありますが、日本で回収された資源を使って作られているところが気にいっています。
暖かさは、通常使われているグラスウールより遥かに暖かいです。
何といっても寒冷地ですから、暖かく過ごせる事に重点を置いています。

左側に見えている積み上がったレンガは、ペチカの煙突です。
おおよそ2000個のレンガを使っています。
この蓄熱量が堪らなくありがたいのです。


一階和室の天井です。
杉板の葉重ね張りになります。
横に並んでいる杉の竿も目が詰まっていて、美しかったです。

今日は床の間の工事中でしたが、床板も杉の大好きなお施主様に合わせて、杉の厚板です。
残念ながらカバーが掛けてあってお見せすることができません。



玄関脇の下駄箱を作っているところです。
この天板も杉の根元に近い厚板です。
木の生長に伴って応力が加わり、微妙な揺れを見せている年輪が何ともいえないですね。

この天板と和室の床板、それに天井竿が同じ杉の木から製材されたものです。
富士の「ふもと」という村から切り出された木は、どれも素直で美しいものが多いです。
標高や気温などが原村と似ていて、湿度はかなり高めになりますが、木の生育には良い環境なのでしょう。

資金を確保して、もっとストックを置きたいところです。


2009年6月4日木曜日

外壁工事


一階部分は、5分(15ミリ)の杉板(本実加工)を縦に張りました。
横に張る場合もありますが、縦張りだと何となく背筋がピンとする気がします。
 
二階部分は、漆喰壁になります。
以前は防水シートといって、アスファルトを浸透させたものを使っていましたが、透湿性と言って、室内の水蒸気を外に出す機能がないので、最近は防湿シートを使っています。
防湿シートは、ゴアテックスのようなもので、室内の水蒸気などを外に排出し、外の水分は室内に通さない性質があります。


二階の塗り壁下地です。
4分(12ミリ)の杉板が隙間を空けながら張ってあります。
木ずり下地にする場合は、防湿シートを内側に張りますが、杉板を使うと木の灰汁がモルタルを通して漆喰面にぼんやりと色を付けてしまいます。
通常、ラス網という金属網にモルタルを塗り付けますが、木ずりの場合は、トンボという麻ひもを小釘で留め付けて、それにモルタルを塗り込んで行きます。
これには手間が異常に掛かります。
最近はまた、ファイバーネットというものも使われ、モルタルを塗りながら、表面にネットを押さえ込んで行きます。その後から仕上塗りです。亀裂防止に使われています。

塗り壁材料も新製品が開発され、左官の技術もだんだんと消えて行くのでしょうか。

2009年4月22日水曜日

屋根下地も完了



建て前の後、3日ほどで屋根下地が出来ました。
屋根はガルバリウム鋼鈑で仕上げられます。

今は、本筋違いが取付けられて、窓台や間柱などの壁下地材を付けています。
この後サッシが入れば、外壁張りになります。

2009年4月15日水曜日

無事上棟 !


昨日の雨も上がり、安心して上棟の日を迎えられました。
建坪が、4間×6間の24坪で、5mの通し柱を使った二階建てです。
柱数が少ない割りに、二階がワンルームになっているので、全体の材積(材木の体積)は多くなっています。
その分、上棟までに結構な時間を要しました。

立ち会われたお施主様には、お昼も用意していただき、清めの儀式も6時近くなってしまい、肌寒い中をお待たせして申し訳なかったです。

建物が、ご家族の心と身体をお守りする外殻として機能するように、精進して行きたいと思っています。



三方差しの通し柱の部分です。
4間方向の真ん中にも通し柱があって、手前左側から来ている「中通し」と呼んでいる大梁と、南北から来ている桁が段違いで交差しています。
もう一つ上の四角い穴には、二階台と呼んでいる、二階の床を付けるための4寸角が入ります。
それぞれが、込み栓と言う、ケヤキで作った6分(18ミリ)の木栓を叩き込んで、抜け防止をします。通常の工法では金物(ボルトなど)で引き寄せて留め付けます。



外側から見た様子です。
4本の込み栓が収まり、相当の破壊力でないと引き抜きが出来ません。
余分に出た込み栓は、手ノコで挽き落します。


2009年4月14日火曜日

建て前へ向けて準備万端!


基礎工事の後、土台伏せも終わり、明日の上棟を待つばかりです。

土台はもちろん、赤身の芯持ち材(年輪が真ん中にある材木)。
赤身というのは、お刺身ではなくて、材木が中心から外側に太って行く過程で、何年も経過して、丈夫になっている部分の事です。
シラタと言われる辺材の部分は、まだ繊維質が柔らかく、虫もつきやすい欠点があります。
樹種は、檜又は唐松を希望に応じて使っています。
青森ヒバを使いたいという向きもあるようですが、出来る事なら近くの木で家を建てることが一番環境負荷も少なく、身土不二という考え方にも適っていると思います。

今回の土台は、その土地に生えていた唐松を使います。
屋根を支える垂木という部材も、この土地に息づいていたものです。
リビングにある二カ所の大きな掃出し窓の上の力梁も、この土地の栗の木です。

木は、用材として使用されると、生きていた年数以上に活かされます。
塗料などがついていなければ、最後は薪として私たちを暖めてくれます。
本当にありがたい事だと思います。




仮設足場の全景です。
通常の木造建築だと、軒の出が3尺(約90センチ)なので、足場も3尺あれば事足ります。
最近は、軒の出が、2尺(約60センチ)とか、場合よっては10センチあるか無いかの建物も見かけます。

風の森では、高温多湿で雨も多く、まして何度かの台風に見舞われる日本の風土を考えて、軒の出は、4尺5寸から5尺を標準としています。
ケラバ(屋根の三角になっている方)側は、平屋であったり、周りの状況で軒の出が小さくなってしまっても、5尺出すようにしています。
従って、仮設足場も6尺(約180センチ)の大きなサイズになってしまいます。
当然コストにも影響しますし、屋根面積が建坪の2倍ほどになり、屋根工事全体の予算が大きくなってきます。

さらに、出し桁と言って、壁面のラインよりも外側に構造材を出す事で、もっと大きな軒を造る事もできます。

坪単価◯◯万円と一概に言われますが、単純に比較できないのが実情です。




2009年4月6日月曜日

基礎工事終盤


基礎の立ち上がり部分が見えてきました。
今は、玄関やペチカなどの床面下地とお風呂の下地にコンクリートを流し込む段取りをしています。
手前に見える丸い柱は、和室から外に出られるように、濡れ縁を設ける基礎になるところです。
右角奥には、2間×5間=10坪のテラスができる基礎も仕上がっています。



お風呂場の配水管や、給湯給水管を設置しているところです。
ダイヤモンドコアドリルを吸盤で基礎部分に取り付け、水を流しながらコンクリートに穴をあけています。
浴槽部分と洗い場を一体でコンクリートを流し込むため、慎重に位置出しをします。

この後、外周に土を埋め戻し、砕石を敷いて雨水からの泥はねを防止します。

2009年4月2日木曜日

立ち上がりの打設終了














今日、午後のコンクリート打設の予定が、急遽生コンの会社が午前中に出荷できるという事で、午前中に打設が行われました。
打設風景を写真に収めようと思いましたが、残念です。

この後、水が引くのを待って、天端のレベル調整です。
ここの仕上がりが、職人の腕の見せ所です。


2009年3月27日金曜日

立ち上がりの配筋


ベタ基礎部と、テラスの独立基礎部の捨てコンが固まり、配筋の修正と土台下の風窓周りを直しています。
風の森では、基礎パッキンを使わないので、旧来の風窓を付けています。
最近は、基礎パッキンも樹脂ではなく金属製が出ていますので、経年変化でのへたりも少なくなったようですが、金属と木との相性が悪い事などから、未だに使用していません。
以前、お施主様の希望で、「どうしても基礎パッキン」と言う方がいて、その時は「栗の板」で基礎パッキンを作りました。ちょっと高価です。

2009年3月23日月曜日

テラスの基礎



















テラスの独立基礎です。
地盤が軟弱な場合は、地中梁といって、立上がりのベースになる部分をすべてつなげて、不同沈下を防ぎます。
今回のテラスは、2間×5間の10坪の広さがあります。
テラスが広いと、お茶やランチをすることはもちろんですが、畑の収穫物を乾かしたり、選別したりと、様々に活躍します。
風の森では、構造材及び床板には、ハーブや鉱物から出来ているウッドロングエコというのもで防腐処理をします。
一旦処理すると、そのままメンテナンスフリーになります。

基礎の配筋



















S邸の配筋が終わりました。
スケールを当ててびっくり、ぴったり20センチ間隔でした。
これぞ、The 職人!
日本は、普通に職人が住んでいる国なのだ。
この後、奥に見えている平らな部分に、生コンという調製されたコンクリートを流し込みます。
コンクリートが固まったら、立ち上がり部分に型枠を立て、土台を支える部分の基礎を作って行きます。

2009年3月19日木曜日

柱の加工

柱の加工をしています。これはホゾ取りといって、土台や横架材などの横になる材に差し込む部分です。

手前のホゾの真ん中に、四角い穴が開いているのが分かるでしょうか?土台と柱の上に乗る横架材にも同じ位置に四角い穴をあけておいて、ケヤキで作った込み栓を建前のときに打ち込みます。建築基準法でもその強度が認められていますが、最近はほとんどが金物で済まされています。陰陽五行の法則でも、金生水といって金物のところには水が生じる訳で、金属は錆びやすくなります。また、金克木といい、金物と木は本来相性が良くありません。

最近のプレカットは、短ホゾと言って、4寸(約12センチ)の土台であっても、3寸(約9センチ)のホゾだったりします。

100年・200年の住宅を云々するのであれば、土台がへたっても、柱が下がらないように、通しホゾで芯持ちの柱を使うべきだと思うのです。

砕石地業

砕石地業と言って、基礎工事も大事な部分が終わりました。

「根切り」という表土を削り、古い地盤(地山ともいう)を出し、水平を取って、割グリという大きめの石を敷き詰め、展圧します。昔は機械がなかったので、「よいとまけ」という歌に出てくる「エンヤコラ!」です。

さらに40−0という小さめの砂利で、表面をならし、さらに展圧です。

この後は、ベタ基礎の配筋(拝金じゃない!)という作業で、鉄筋を20センチ間隔に並べて、それぞれを結束して行きます。そして家の土台がくる部分には、主筋というD13(鉄筋の太さ)の立上がりの鉄筋を、ベタの鉄筋から垂直に立てます。

この辺は面白いのですが、結構性格が出ますね。

2009年3月16日月曜日

長尺物の刻み

写真は、母屋という屋根を支える材の継手の仕口を刻んでいます。

杉なら杉と、檜は檜とをつなぎ合わせます。それぞれに性格が違うため、応力が加わった時に相手を壊さないようにするためでもあります。違う木を継ぐ事を「木違い」といいますが、最近は「気」と言う字が使われる現象が多くなっているようですね。

構造に使う横架材は、基本的には4mですが、使う場所や働きによって5mと6mの長尺物を使う事もあります。

長い物は取り回しが大変なので、屋外で刻みをしています。

基礎工事が始まりました。

S邸の基礎工事の様子です。

最近は様々な方法で地盤調査が出来るようになり、あらかじめ想定される地層状況に合わせた基礎工事を計画しますが、予想外の事もあります。

ここは、大泉というエリアですが、原始よりの浸食活動によって山が削られ、流されて来た石が、大きなまま残っているところです。

原村などは、比較的小さな石が多いのですが、地域によってその色にも特色があります。

地盤調査では、大きな石に当たると、固い地盤と評価され、石から外れたところは柔らかく評価されますので、併せてその土地に馴れた工事業者でないとリスクが高くなります。


2009年3月12日木曜日

ちょうな

好天の続いている折に、先日加工していた、S邸の丸太梁に「ちょうな」をかけています。

丸太は直線的な平面が少ないので、「ちょうな」という最近では使われなくなった道具で表面仕上をしています。

西洋の建物を見ると同じような加工がされていますが、あちらは斧を使ったようです。

丸太は、「ちょうな」がけの後、砥の粉を塗って仕上がりです。

2009年3月6日金曜日

横架材の刻み

S邸の刻みが順調に進んでいます。

これは、杉の横架材と言われる、柱の上に乗せられる部材です。場所や働きによって、桁(けた)や梁(はり)と呼ばれます。

手前は、追っかけ大栓継ぎという仕口(木と木をつなぐ方法)を作っています。

杉などの年輪のはっきりした木材では、栓の位置を上下に微妙にずらし、割れに対するリスクを回避しています。

継手(木材のつながるところ)の位置によって、似たような仕口の金輪継ぎとを使い分けています。この辺は建前のときに紹介しましょう。