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2009年7月9日木曜日

強力な助っ人


以前にも紹介しました、Sさんの友人K婦人がお手伝いにきていました。
すでに人生を堪能された方のようですが、ここにきて新たな楽しみを覚えられたようです。
何事にも興味を持たれ、チャレンジして行く精神には敬服です。

くれぐれも足下などお気をつけ下さいませ。

2009年6月26日金曜日

煙突工事


先日建前をしたS邸の屋根工事に伴って、煙突の取り付けです。

これまで長野県などは、特例措置があって、閉鎖型のストーブにあっては火気使用室の指定が緩和されていましたが、この4月から準不燃材料で仕上げなければならなくなっています。

この告示225号は、とっても難しい表現になっているので、どこかの先生に解説をお願いしたいところです。

今日は、中古住宅を購入されたお客様から、台所の黒カビが広がった木製天板を何とかして欲しいという事で、ステンレスの天板を張りに伺いました。

これが中々の大仕事になってしまい、ほぼ一日がかりとなりました。


2009年6月19日金曜日

上棟


土台に長ホゾの柱が立てられていきます。
長ホゾとはもちろんのこと、土台を貫通して、土台の底まで柱の芯材が届いている事です。
全てが折置組といって渡りあごという仕口で組合わさるため、柱の長さやホゾの向きがばらばらです。
とても複雑な構成になっていて、一種のパズルですね。


図板に法って、クレーンでつり上げる順番を考えながら玉掛けして行きます。
中央でノミを入れているのは、急遽丸太梁のところにダボ栓を入れる事になり、角穴を彫っています。
乾燥とともに丸太が動いてくるのを防止するためです。


カケヤで2本つなぎのところをはめ込んでいます。
追掛け大栓継ぎと言って、直線状に材をつないで行くときによく使われる仕口です。
最近、リビングなどの空間の上になるところは、金輪継ぎという仕口で、材が収縮してきても間隙が空かないような方法にしています。


敷地に生えていた栗の木を丸太梁として用い、その上に二階台が組み上がっています。
丸太に渡りあごを組んで行くのは、高さの関係がとても難しいです。
今回も栗の丸太は、アルカリによって灰汁出しを施しています。


無事上棟が済んで、屋根の垂木まで取付けられました。


何回見ても、整然と並んだカラマツの垂木は美しいです。


棟木と垂木の取り合いです。
棟木に垂木を大入れで彫り込んで落としています。
普通は上普請で行われるやり方ですが、風の森では並普請、安普請でも同じように手間をかけています。


化粧野地板張り。
いつも釘打ち機でやっていますが、残り時間わずかでもあり、一気に思いを込めた手打ち釘にて締めています。
今どきの現場ではあり得ない光景ですね。


一日の終わりに、清めの儀式です。
身を守り、人生を守ってくれる城が出来上がって行きます。

お施主様の一言、「あと20年も生きられれば良いと思っていたが、出来上がって行く様子を見て、あと100年生きたいと思った」とのことです。

還暦を過ぎて、大地との格闘の末、基礎工事を完工し、今日のめでたい上棟の日を迎え、感慨ひとしおの事と思います。
お金で済ませてしまえば、それまでの事ですが、この体験に代えられるものは無いと思います。
私を始め風の森の大工は、自分の家を建てる事でこの道に入ってきた人がほとんどなので、「セルフビルドの勧め」を社是に加えています。

2009年6月12日金曜日

土台


敷地には砕石が敷かれ、今日は土台も据えられました。

今回は、特々特例の一間おきの独立基礎なので、成(材料の高さ寸法)が6寸の材木を使っています。
例の一件以来、建築基準法が改定され、色々な規制が加えられています。
基礎については、コンクリートで一体として作られていなくてはならないのですが、今回は工事届けのみで着工が出来るエリアでもあり、コストを最優先させた工法となっています。


2009年6月7日日曜日

給水管


給水管の敷設が終わり、少し埋め戻しを始めました。
寒冷地なので、凍結防止ヒーターを取付け、保温材でカバーしています。
あと配水管を敷設すれば、全てを埋め戻し、建前の準備が出来上がります。
本業を抱えながらの工事であり、お天気にも左右されるので、思ったようなスケジュールでは事が運びません。
それら全てが、大切な思い出として残るのではないでしょうか。
最後まで残るのは、体験の価値ですから。



2009年6月6日土曜日

水道工事


先日のボイド管へのコンクリート打設がうまく行き、それぞれ綺麗なコンクリート面が出ています。
国の耐震基準によって、昨年よりJIS規格が変わり、生コンが打設しづらくなりましたが、丁寧にエア抜きの作業をしていただいたので、表面が滑らかに仕上がりました。

天候が不順で、なかなか進みませんが、今日から水道工事が始まりました。
木工事が進んで、後からやる場合が多いですが、今回はセルフビルドでもあり、基礎の埋め戻しをする前に、地下部分の配管を済ませる事になりました。
それぞれの給水設備に対して、13ミリの耐寒塩ビパイプをまわし、ライニング鉄管を立ち上げておきます。
その後、配水管を予定されている位置から、建物の外側まで排出できるように、1/100の下り勾配にしてまとめて行きます。
最終的に、同時進行で進めている浄化槽工事によって埋設されたタンクに接続します。



2009年6月1日月曜日

ボイド管へのコンクリート打設


天気も良く、コンクリート作業にはもってこいの日でした。
これでコンクリート打ちは、ひとまず終了。

今日はSさんの気の置けない友人のKさんというご夫人がお手伝いをしていました。
あまり知られていないと思いますが、シドニー・ポワチエが出ていた「野のゆり」という映画を思い出してしまいました。

さて、どんな建物が出来るのでしょう。

2009年5月20日水曜日

人海戦術


晴れてコンクリート打ちの日を迎えました。
最近の工法は、ほとんどがコンクリート圧送車という機械を使い、ドロドロの生コンを強力なポンプで自在に送ってくれます。

今回は、ウオータースライダーのような、シュートというFRPで出来たもので、届く範囲に生コンを滑り落としました。



シュートで届かない所は、昔ながらのやり方で、一輪車に乗せて運びます。
このバランスをとるのに力が要り、落とし込むのにもコツがいります。


今日は、お嬢さんも頑張ってくれました。
現場に「キャー」とかいう黄色い声が混じると、俄然おじさん達に力が入ります。

おっとっと!
お父さん、大丈夫!?
後半、全員くたびれて来て、力が抜けて来ています。

昔の普請といえば、村人全員が集まってやっていたそうですが、冗談を言いながら楽しかったんだろうなぁ、と思います。
もっとも、一生に一度の普請も出来ない人は、お手伝いに回るばかりで、せいぜい飲み食いするだけだったようですが、それはそれで古き良き時代だったのでしょう。

2009年5月15日金曜日

井戸水のくみ上げ


先頃ボーリングした井戸に、ポンプを設置しました。
二本パイプのジェット式ではなく、設置の簡単な水中ポンプ式を取付けました。
左の丸いところがボーリングした穴で、パイプの先端に水中ポンプを取付け、付属のひもで吊るしながらゆっくり降ろして行きます。
適当なところでひもを固定し、水中ポンプの位置を決定します。
地上部では、HIVPという塩ビ管で砂こし器を経て加圧ポンプへと接続しました。
直線配管でしたので、長いポンプ小屋を作らなければなりません。



おそるおそる電源を入れました。
配管の間違いも無く、無事吸水できました。
このあとは、せっせと建物のところまで配管を延ばして行きます。



2009年5月14日木曜日

続、鉄筋の加工


俗に「バカ棒」と言う、当てるだけで寸法が分かる木っ端を載せて、寸法をマーキングします。



てこの原理を応用した「鉄筋ベンダー」で、立ち上がりの主筋がふらつかないようにする横筋を加工しています。
100個以上作らなくてはなりません。
一つ一つ丁寧に、想いと愛情を込めて作っておられるようでした。


今日は親子で作業しています。
家族が一丸となって進めなければ、この一大事業はなし得ないでしょう。
昔は農作業や家業の手伝いで、家族は一つの事を目標に団結したものですが、文明が進んだと言って良いのかどうか、家族が共通の体験をする場面が無くなってきました。

一緒に何かを作り上げるという事は、とても大事で意義のある事だと思います。


2009年5月13日水曜日

鉄筋の加工


地中梁というベースの上に立ち上がる部分の鉄筋を加工しています。



4本の主筋をバランス良く立たせるために、いろいろと工夫を凝らしながら固定する作業です。
鉄筋はそれぞれ結束線と呼ばれる細い針金を、ハッカというクルクル回る道具で結ばれて行きます。
作業はどちらかというと女性向きですね。
ベースの鉄筋を組む時は、お嬢さんがやってくれたそうです。



ベースの上に組み立てた鉄筋を固定します。
今回は、6尺(1818ミリ)おきに丸いコンクリートの柱を作って行きます。

2009年4月29日水曜日

着々と基礎工事


根切り工事の後の、割りグリ地業です。
今回は、体力勝負の作業でもあり、若いお嬢さんが特別参加でした。

昔は玉石という比較的丸い石を縦に並べて、上からたたき、地耐力を得るようにしました。
今回はコスト重視で、砂利屋さんが岩山を削り出したそのままの、ふるいにかけない状態の原石という物を用いました。
100−0という言い方もするようです。
100ミリから0ミリの砂利という意味ですが、この0が有効なのです。
つまり砂粒も混じっていて、押し固めた時の座りが良いので、後でぐらついたりしません。

この後は鉄筋工事になりますが、材料の調達や本業の都合で、連休過ぎの再開になる予定です。
乞う、ご期待!

2009年4月27日月曜日

水が出ました!


先週から始まった、井戸のボーリング工事。
これは、コンプレッサーで圧縮空気を送り込んで、埋め込んだパイプの中を洗浄しているところです。
毎分100リットルは出るでしょう、という事です。
それにしても冷たい水だと業者も驚いていました。

八ヶ岳は、昨日今日と雪が降ったようで、真冬のような神々しい姿を見せていました。



始めての基礎工事も、根切り作業が終了し、この後は砕石地業と言って、砂利を敷き詰め、美輪明宏よろしく「エーンヤコラッ!!」をやるのです。
確実に一歩一歩前進しています。


2009年4月24日金曜日

基礎の根切り

基礎の土工事が始まりました。
ここは標高1300m近くあり、凍結深度(冬場に地面が凍結する深さ)が1mと言われている地帯です。
ここ10年ほど、マイナス20度になる事は無くなりましたが、異常気象はどちらにも変動する可能性があるので、公称の深度まで掘り下げて基礎を固める事にしました。
幸い大きな石などは出て来なかったので、比較的やりやすい土地ではありますが、それでも土工事は大変な作業です。
原村は少し掘ると水の湧いてくるところが多く、今回のような尾根筋のところはまれな条件です。
いずれにしても、文字通り悪戦苦闘。
果敢に挑むお施主様に敬意を表します。


2009年4月22日水曜日

井戸のボーリング

井戸掘りの許可も出て、業者が機材を搬入しました。
手前が発電機で、左側の機械でぐるぐると回転させながら150ミリのパイプを埋め込んで行きます。

また工事途中の様子など報告します。

2009年4月20日月曜日

いよいよ基礎工事

杉板と杭で、どこに家を建てるかという位置出しをしました。

それぞれが直角に、水平にならなくてはいけないので、とても大事な作業です。

この後、根切りと言って、必要な場所の土を掘り出し、砂利で突き固める作業になります。

今月中にそこまでが目標ですが、セルフビルドに付きもののアクシデントが起きませんように!


2009年4月9日木曜日

アクシデント


S邸開拓史の第二弾、仮設道路の工事が始まり、先日に続いて二台目のダンプが到着したのですが、幅寄せをしようとしたところ、緩んでいる路肩にハマってしまいました。
荷を積んだ三台目のダンプで引き出そうと試みましたが、ますます溝に落ちて行くばかりです。
持って来た砂利を側溝に埋めてみましたが、締まっていないため、かき分けて行くだけでした。
とうとう大型の重機を依頼して、後ろから引出し、脱出に成功です。

お金を出して業者に依頼すれば、出来上がったところしか目にする事はありませんが、伐採に始まり、抜根作業、これがまたちょっとやそっとでは抜けてこないのです。
今やっている取付け道路が出来上がれば、すぐにボーリング業者が井戸掘りを始めます。
さすがにこれは、業者に依頼しています。

風の森の棟梁は、自宅の井戸をツルハシとスコップを使い手掘りで22mも掘りました。
この人には、ツワモノと言う称号を送りたいと思っています。

さてさて井戸が出来るのと併行して、基礎工事が始まります。
その辺の行程などは、追って報告致します。


2009年4月3日金曜日

仮設道路工事
















セルフビルドのための、仮設道路工事が始まりました。
慣れないバックホーの運転で、時には無限軌道のキャタピラ(戦車みたいにぐるぐる回るところ)が外れたり、その修復に一時間以上掛かってしまったりと、いばらの道を進むのでした。

今日やっと砂利道の村道の凍結も融けてきて、大型ダンプの通行に支障が無いようなので、原石と言われる、小砂利や砂などをふるっていない、岩山を削り取ったままの砂利を運んでもらいました。

次の基礎工事などのために、これから敷地の奥に向かって30〜40mは道路を作らなければなりません。

開拓という響きが似合う地味な仕事を、気が遠く感じられるほど続けなければなりません。
拍手です

2009年3月17日火曜日

造成工事中

セルフビルド奮闘中の、S邸の様子です。

小高い丘の上に終の住処を建てるべく、バックホーという重機で道路を造っている最中です。

側溝にヒューム管を据えて、架橋は終わりました。この後、「原石」と言われる種類の砂利を敷き、工事用の車両でも通れるような道をこしらえて行きます。

機械があるから出来るものの、スコップとツルハシではとてもとても、人生が終わってしまいます。石油で動くとはいえ、機械の力は偉大です。